しゃぼん玉
宇都宮は少し焦った口調で、
「それはマズイっすよ。
メイちゃんだけならまだしも、学校には他の生徒もいるんすよ~。
無理矢理連れ出そうとしても、メイちゃんは絶対抵抗するでしょうし」
なにより宇都宮は、警察にこのことがバレる事態だけは避けたかった。
メイのことがキッカケで警察に職務質問でもされたら、今までの悪事が明るみに出てしまう。
それだけは絶対に避けたい。
「翔子さん、落ち着いて下さいよ~。
昔と違って、最近は警察もあちこちにウロついてますし、あまり目立つようなことはしたくないんすよ~」
「あっそ……」
翔子は不満げに鼻を鳴らした。