しゃぼん玉

ナナセはその花束をジッと見つめ、

「もしかしたら、リョウ君の同級生かもしれないね」

「えっ?」

ミズキは弾かれるようにナナセの顔を見た。


たしかに、リョウの葬儀には、リョウの同級生達がたくさん参列していた。

でもミズキは、それを“義理”だと思っていた。

どの生徒達も皆、『同級生だから』『連絡網がまわってきたから』仕方なく、葬儀に参加していたのだ、と。


でも、よく考えてみたら、リョウがイジメにあう前は、リョウと親しくしていた生徒も何人かいただろう。

< 365 / 866 >

この作品をシェア

pagetop