しゃぼん玉

墓参りの帰り道、ミズキ達は久しぶりに、星崎家で夕食を食べることになった。

寒いので、鍋をしようということになり、皆で近所のスーパーに買い出しに出かけた。


料理が苦手なマナは気まずそうに目を伏せ、

「私、鍋のスープ開けるのと、鍋につみれをほうり込む事くらいしか出来ないけど……」

「大丈夫。私達に任せて」

「マナがつみれ入れたら倍うまくなるしっ。

切るのは俺らに任せて大丈夫だから」

ミズキとシュンは料理を作るのに慣れている。

二人にフォローされ、マナはホッと胸を撫で下ろした。

料理に関して不慣れなナナセとマナは、こういう時、ミズキとシュンの補佐をつとめる。


「リクもバイトじゃなかったら呼べたのにな」

シュンは残念そうに肩を下げながらカゴを手にし、必要な野菜を詰めていった。

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