しゃぼん玉

“なん……で?”

みんなが安堵の表情でリョウの背中を見送る中、メイは一人、固まっていた。


星崎リョウは、ああいう人間だ。

困っている人を放っておけない、誰にでも救いの手をさしのべるようなタイプ。

班長だし、メイの尻拭いをしてもおかしくはない。


メイは、リョウの言動に激しく惹かれてしまった。

男としてではなく人間として、初めて尊敬できる人物に出会えたと思った。

< 383 / 866 >

この作品をシェア

pagetop