しゃぼん玉

ミズキの頬にはあたたかいものが流れていたが、嗚咽(おえつ)しつつも、穂積メイの名前を口にした。

「その子が最近私に会いに来て、リョウをイジメていたって分かる証拠画像を見せてきて……。

怒りが湧いた……!

その子の考えが分からなかった……!

でも……。こっちの憎しみが消えるくらい、穂積さんの目はとてつもなく冷たくて、悲しげだった……」

大成は「画像」という言葉に強く反応した。

「その子はどこにいる!!

そんな風にリョウの画像を持ち歩くなんて、どういう神経をしてるんだ!!


そんな証拠があるのなら、その子を警察に捕まえてもらう!!

自分がしたことの罪を、償わせるんだ……。

あのノートに書いてあったことが本当なら、イジメた側はたくさんの罪を犯してる!

脅迫罪、強制わいせつ罪、侮辱罪、暴行罪、傷害罪……。

完全に犯罪者じゃないか……!


リョウがどんなにつらかったか……!

14歳の男の子が、あんな辱(はずかし)めを受けて……。

なのに犯人は、そんな画像をミズキに見せてくるなんて!

放っておくわけにいかない!!」

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