しゃぼん玉


翌日……。

メイは重たい体を引きずりながら、メグルと共に一日ぶりの学校へ向かった。

今日から12月に入った。

11月30日から24時間もたっていないのに、気のせいか、だいぶ風が冷たくなっている気がする。

制服のスカートからのぞくひざ小僧が、少し乾燥している。

だが、メイの首元はあたたかかった。

清(きよ)がくれた水色のマフラーのおかげで……。


メイが滝川家の玄関を出る時、清はまるでそうするのが当たり前というように、メイの細い首元にマフラーを巻き付けた。

体の芯まで冷やしかねない木枯らしが吹き付ける玄関先。

清の手だけはあたたかかった……。

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