しゃぼん玉


夕方。

大学の授業を終えたミズキ、マナ、シュンは、別大学に通うナナセと待ち合わせ、その後リクと合流した。

今日もみんなで、弁護士·宇都宮の正体を暴くために調査をする。

だが、前日までの気合いがウソだったかのようにミズキとリクの二者は疲れた顔をしていて、マナ、シュン、ナナセは心配になった。


ミズキは、穂積メイを助けたいという気持ちを、両親に理解してもらえていないことが切なかった。

両親の立場を考えたらそれが当たり前のことなのかもしれないけれど……。

マナ、シュン、ナナセは、今朝ミズキからその話を聞いていたので、あえて何も言わず、寄り添うようにミズキを見守っていた。


リクはリクで、一人暮らしや就職を父親に猛反対され、かなり滅入っていた。

ゆうべ一睡もしていないが、そのことより両親にメイを悪く思われていることの方がつらく、今この瞬間も、言いようのない濃厚な不安を感じていたのだった。

< 468 / 866 >

この作品をシェア

pagetop