コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
一歩歩くたびに、綾菜ちゃんからいいにおいがする。
バラのような甘い香り。
シャンプーかな?
その嗅覚の刺激にさえ意識がいく。
なんかむずがゆい。
胸の上あたりがなんか落ち着かない。
頬のあたりがピリピリする。
そして、心臓が物足りない。
なにか落ち着かない。
どうしたらいいんだ?
綾菜ちゃんが触れているところだけが熱い。
そして、そこだけは満たされている。
でも、他の部分が足りない。
欲している。
綾菜ちゃんがほしいのか?
綾菜ちゃんを抱きしめたりすれば、この不足感は解消されるのかな?
でも、これはこれで悪くない。
感じたことない感情で、
対処の仕方がいまいちわからない。
いや、わかってるのか。
でも、それをしないだけだ。
今までの俺なら、欲望のままに行動していたけど
綾菜ちゃんにはそれはできない。
そうして汚したりしちゃいけない子だ。
それに
綾菜ちゃんを前に触れたいと思いながらも
我慢するこの状況にさえ、俺は幸福感を抱いている。