コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
しばらくはしゃいでいたけど
ふと、静かになった。
なにも言わずに俺に背をむけ、髪を右手でおさえながら海を見ている。
「平野くん・・・。」
次振り返ったとき、綾菜ちゃんの笑顔は揺れていた。
心配になって横に行く。
俺が来たことを確認してからまた前に向き直った。
「桐山くん、どうしてる?」
秀は腹が痛いとか言って結局夕食に来なかった。
確実にそれは建前で、綾菜ちゃんに会いたくなかったんだと思う。
俺からそれを聞いた綾菜ちゃんは目を伏せ表情を曇らせていた。
「ずっと、ベットで布団にくるまってる。」
変に嘘をついても仕方がない。
「そっか・・・。
桐山くんから、なにか聞いてる?」
「告ったって。
それで、困らせたって。」
「やっぱり桐山くんは自分を責めてるんだ・・・。
悪いのはわたしなのに。」