コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
『ごめんね。
なにか用事の途中だったんだと思うんだけど、いいかな?』
俺がなかなか電話にでなかったから言ってるんだろう。
でも
「俺にとって、キミの呼び出し以上に大事な用事なんてないよ。」
キミのためなら、なんだって放り投げて飛んでいく。
『ありがとう、栄一くん!』
「待ってて。すぐに行くから。」
『うん!』
そう言って電話を切る。
「・・・栄一?」
会話を聞いていただろう、
相手は驚いた目で俺を見上げる。
「綾菜ってだれ?」
あんたに関係ないじゃん。
だいたい、軽々しく呼び捨てするな。
「てか、まさか、マジで行くの?」
今まで俺は途中でやめたことなんてない。
「聞いてたんでしょ?」
「うそ・・・・本気?」
信じられない、とでも言うような目。
「俺の、一番大事な子からの呼び出し。」
「本命ってこと・・・?綾菜が?」
「軽々しくあの子のこと呼ばないで。
本命?
そんな言葉だけじゃ言い表せない。
なにを置いても一番優先しなきゃいけない子。
ってことだから、じゃあね〜。」
びっくりしすぎて何もいえなくなっているその子にヒラヒラと手を降り、
ブレザー、ネクタイ、鞄を持って
俺は急いで部屋を出た。