[続]愛しき人
私は、兄に電話をしていた。

もしかして、兄が社長を務める方での出張かも知れないから・・・

でも、その期待も粉々に砕け散った・・・

兄曰く・・・この頃社長職が忙しいようで、こちらの仕事を頼んだりしていないとのこと・・・。
出張はやはり、社長としてだろう・・・
兄は、何か感じたのだろうが、私が何も言わないから、聞いては来なかった


こんな気持ちのまま、俊哉が帰ってきた・・・


でも、私は、俊哉に問いただすことができなかった・・・

弱い女・・・俊哉が離れて行ったら、私は生きてはいけない・・・俊哉がいないと・・・そんな考えが、頭にあり、言葉にすることもできなかった。

私は、自分でどんどん追い込んでいたみたいで、日に日に仕事に行ける状態ではなくなっていた。

休む日が多くなり、子供の世話もできない状態になっていた。

その状態にをはじめに感じたので、一之瀬の母だった。

私は、心配をかけてはいけないと思って黙っていた、母には分かっていたようだった。
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