リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
ようやく、掃除機を掛けるところにまで漕ぎ着けた明子は、その最中にソファーの下に隠れていた紙袋を発見した。
(はて?)
(なんだろう?)
ガサゴソと袋を開けて、明子は天を仰ぐ。
あちゃーっと、小さな声で呻いた。
「……やってしまったわ」
そんな言葉を、無意識のうちに呟いてた。
(なんで?!)
(なんでこれが、ここにあるのよぅ)
明子は頬を引きつらせながら、慌てて中のものを広げてみた。
その佇まいまでも綺麗で清廉な店員が、丁寧に包んでくれたことが幸いしたのか、中の物は買ったときの綺麗な状態のままだったことに、思わず「よかったーっ」と言い、明子はしゃがみ込んだ。
丁寧にこれを包んでいた店員に対して、そんなバカ丁寧にやってくれなくてもいいってばと、そのとき、腹の中で毒づいていたことを思い出した明子は、瞼の裏に浮かんだ店員に、密かに詫びた。
(店員さん)
(ありがとう)
(丁寧なお仕事に、バカなんて言葉を付けて)
(ごめんなさいだわ)
店のある方角を向かい、明子は手を合わせてお辞儀した。
(はて?)
(なんだろう?)
ガサゴソと袋を開けて、明子は天を仰ぐ。
あちゃーっと、小さな声で呻いた。
「……やってしまったわ」
そんな言葉を、無意識のうちに呟いてた。
(なんで?!)
(なんでこれが、ここにあるのよぅ)
明子は頬を引きつらせながら、慌てて中のものを広げてみた。
その佇まいまでも綺麗で清廉な店員が、丁寧に包んでくれたことが幸いしたのか、中の物は買ったときの綺麗な状態のままだったことに、思わず「よかったーっ」と言い、明子はしゃがみ込んだ。
丁寧にこれを包んでいた店員に対して、そんなバカ丁寧にやってくれなくてもいいってばと、そのとき、腹の中で毒づいていたことを思い出した明子は、瞼の裏に浮かんだ店員に、密かに詫びた。
(店員さん)
(ありがとう)
(丁寧なお仕事に、バカなんて言葉を付けて)
(ごめんなさいだわ)
店のある方角を向かい、明子は手を合わせてお辞儀した。