リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
『、、今、どこだ?』
ようやく、電話が繋がってことに安堵していることが判る息を吐き、やや疲れた声で、牧野は静かにそう明子に問いかけてきた。
その声に安心するも、またドアの外で何かが動く気配に、明子は怯えた。
『小杉?』
返事がないことを不安がる声に、明子は応えた。
「……家に、います」
『そっか。家にいるんだな』
なら、いい。
安心したようにそう牧野は言葉を続け、よかったと小さな声で呟いた。
『家の電気、ついてなかったから。まだ、外にいるのかって。こんな雨の中、ずっと外にいるのかって。でも、探し回ってもどこにもいないし。よかった。帰ってたんだな』
初めて聞く、かすかに震えている弱々しい牧野の声に、明子は言葉をなくす。
『家に、いるんだな。なら、いいんだ。よかった』
また、ドアの外で、ずるりとなにかが動く気配に、まさかと思いながら、明子はドアに駆け寄り開けた。
昨日と同じスーツ姿のまま、牧野がそこに座りこんでいた。
「おはよう」
ようやく、電話が繋がってことに安堵していることが判る息を吐き、やや疲れた声で、牧野は静かにそう明子に問いかけてきた。
その声に安心するも、またドアの外で何かが動く気配に、明子は怯えた。
『小杉?』
返事がないことを不安がる声に、明子は応えた。
「……家に、います」
『そっか。家にいるんだな』
なら、いい。
安心したようにそう牧野は言葉を続け、よかったと小さな声で呟いた。
『家の電気、ついてなかったから。まだ、外にいるのかって。こんな雨の中、ずっと外にいるのかって。でも、探し回ってもどこにもいないし。よかった。帰ってたんだな』
初めて聞く、かすかに震えている弱々しい牧野の声に、明子は言葉をなくす。
『家に、いるんだな。なら、いいんだ。よかった』
また、ドアの外で、ずるりとなにかが動く気配に、まさかと思いながら、明子はドアに駆け寄り開けた。
昨日と同じスーツ姿のまま、牧野がそこに座りこんでいた。
「おはよう」