リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「運用も、ヘンな改修されて、支援依頼の対応が面倒になっちゃってるんです。今、手作業で処理しなきゃならなくて」

その言葉に、島野はそれかと呟き、明子に問いかけた。

「小杉くん。あのね。金曜日に運用に電話を入れて、教育支援の人員、三人、アサインできるかを確認したら、その期間は二人しかできないと言われてね。でも、今、支援管理システムで照会してみたら、三人、アサインできそうなんだよね。どうして、三人、アサインできないか、その理由、判るかな?」

島野の問いかけに首を縦に振った明子は、眉を八の字にして「それ、運用でも困っているんですよ」と、訴えた。

「管理システムで見れる情報は、先月末に確定した情報です。最新の情報じゃないんです」
「は?」

明子の言葉に、島野は怪訝な面もちで、眉間に皺を寄せた。

「最新の情報は、運用にある手書きの台帳を見ないと判らないんです。それで確認すると、二人しか、アサインできないんだと思います」
「なんで、そんなことになってるんだ?」

島野に向けられていた明子の目は、牧野のその声に、また牧野を映した。

「なんでは、運用が聞きたいくらいです」

ぷんと、明子は頬を膨らませて、明子は牧野にシステム部の改修内容に抗議を始めた。
< 504 / 1,120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop