リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「小林係長。社内システムの問題点、運用と総務だけ、とりあえず、ざっくりまとめてみたんですけど。ちょっと見てもらっていいですか?」
床に崩れ落ち島野に手を取られたまま、明子は小林にそう問いかけた。
「おう。見せてくれ。なんか、すげーことになってねえか?」
「そうですねえ。んー。多分、一番いろいろあるのは営業かと。これからちょっと、顔を出して確認してきます」
「頼むな。アボートしちまうっていうのはな。ちと。つうか。かなり問題だからな」
「不思議だったんですけど、社内システムでも、リリース前に社内レビューってしますよね? 去年、どうやってそれをクリアしたんです?」
立ち上がりながらの明子の問い掛けに、小林がにんまりと笑う。
「今度は、藪の中のろくでもない蛇さんたち、突っつく役もやってみるか?」
「つ、つ、し、ん、で、ご辞退いたします」
もう、面倒はいやですよと、明子は顔をしかめた。
長いものに巻かれてしまった者たちが、他にもいるのかと思うと、情けなさを通り越して、気鬱になってしまう。
「ひゃー。小杉主任、もう、仕事を片付けてる。すっげー」
やっぱりモンスターだ。僕もがんばろー。
木村のその言葉に、明子はくすりと笑ってしまう。
皆も、肩を揺らしてくすくすと笑いながら、今日の仕事の遅れを取り戻すべく、止まっていた仕事を再開させた。
床に崩れ落ち島野に手を取られたまま、明子は小林にそう問いかけた。
「おう。見せてくれ。なんか、すげーことになってねえか?」
「そうですねえ。んー。多分、一番いろいろあるのは営業かと。これからちょっと、顔を出して確認してきます」
「頼むな。アボートしちまうっていうのはな。ちと。つうか。かなり問題だからな」
「不思議だったんですけど、社内システムでも、リリース前に社内レビューってしますよね? 去年、どうやってそれをクリアしたんです?」
立ち上がりながらの明子の問い掛けに、小林がにんまりと笑う。
「今度は、藪の中のろくでもない蛇さんたち、突っつく役もやってみるか?」
「つ、つ、し、ん、で、ご辞退いたします」
もう、面倒はいやですよと、明子は顔をしかめた。
長いものに巻かれてしまった者たちが、他にもいるのかと思うと、情けなさを通り越して、気鬱になってしまう。
「ひゃー。小杉主任、もう、仕事を片付けてる。すっげー」
やっぱりモンスターだ。僕もがんばろー。
木村のその言葉に、明子はくすりと笑ってしまう。
皆も、肩を揺らしてくすくすと笑いながら、今日の仕事の遅れを取り戻すべく、止まっていた仕事を再開させた。