水に映る月
 

あたしはヨッパになると、カタコトで話すらしくて、みんなは、それを面白がった。


ココロの中には、ずっと慧のことが引っ掛かってる。

だけど、考えないようにした。


考えると、泣いてしまうから。



「純ちゃん、まだイケるよな?休憩するなよ♪」


「はい、はぁい♪」


グラスに注がれたビールを、無理矢理、喉に流し込む。


味覚が麻痺するみたい。

飲めないはずのビールも、苦さを感じなかった。


ビールを飲んで、チューハイを飲んで、酔ったテンションで騒いで‥。


ちゃんぽんしたせいか、悪酔いしたあたしに、急激に吐き気が襲って来た。


 
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