水に映る月
ヨシトは、あたしを品定めするみたく見つめた。
嫌悪を感じて、あたしは目を逸らして俯いた。
「クスリも酒も嫌いなんやろ?」
ヨシトが訊いた。
あたしは自分の足元を見つめて、コクンと頷いた。
「なぁ、タカヒロ、オレからでイイ?」
テレビゲームの順番を決めるみたいに、ヨシトがタカヒロに訊く。
レイプが犯罪だって意識、コイツらには無い。
もう、こうなったら、あたしもえっちを楽しむか‥
ヨシトなら、ギリ許容範囲内‥
覚悟を決めたら、あとは強い。
「あたし、ヨシト君がイイ♪」
あたしから、ヨシトを指名した。