水に映る月
切れたケータイを握りしめたまま、どれくらい泣いてたかな‥。
泣いて、泣いて、泣いて‥。
もうイイ‥って思った。
こんな苦しいのはイヤだ。
すきになって貰いたくて、いい子になって‥。
可愛いって思って欲しくて、我慢して‥。
─ あほみたい‥
やっぱり、恋なんかするんじゃなかった。
こんなのは、あたしじゃない。
─ もぉ、元の自分に戻ろ‥
服に着替え、マンションを出ると、あたしは憂鬱を引きずって駅に向かった。