水に映る月
 

─ 抱かれたい‥



そう思った。


きっと繋がってる。

慧も同じキモチなんだって‥。



そっと唇を離し、彼は、あたしを抱きしめた。


なんでか、とても切なくなった。


静寂の中で抱きしめられたまま、あたしは、身動きが取れない状態で‥。


どれくらい時間が経ったのかな‥。

ピピッと、お風呂のお湯が止まった音が鳴った。



求め合っているのに‥。

慧は、躊躇ってる‥。



あたしは彼に囁いた。


「抱いてもイイよ‥。」


 
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