水に映る月
パーキングに戻って、車でハーバーランドに向かった。
モザイクに入り、服や雑貨を見て廻った。
小さな陶製の動物達の置物が、とても可愛かった。
辺りは段々と薄暗くなり、夜が近付いていたけど、慧は「帰ろう」って言わなかった。
まだ慧と一緒にいたかったあたしは、胸の内で、彼が
「帰ろう。」
って言わないことを願っていた。
ゲーセンで遊んだ後、アイスクリーム屋さんで、慧にアイスを買って貰った。
あたし達は、それを食べながら三階に上がり、暗くなった夜の海をテラスから眺めた。