水に映る月
“初めてのデート”ってのは、嘘じゃなくて‥。
今までの誰とも“泊まりに行って寝る”それだけの関係だから。
必要以上に深入りしない。
それが、あたしのルールだった。
なのに‥。
慧と再会して、彼に興味を持って、また会いたいと思った。
部屋に押し掛けて、もっと一緒にいたいって想いが抑えられなくなった。
あたしの慧に対するキモチは、興味の枠を、きっと越えていて‥。
あの時の直感は、当たっていたんだと感じていた。