水に映る月
波の穏やかな海は、水面に月の光を映して、キラキラ輝いている。
「ごちそうさま♪」
あたしは、空っぽになったアイスのカップをゴミ箱に捨て、慧の横に戻り、ダークブルーの夜空を見上げた。
白い白い満月が夜空に浮かんでいる。
眩い純白の光を放ち、あたし達を見下ろしている。
あたしは、また海に視線を戻した。
「どっか、遠いとこ行きたいな‥。」
ふと、呟いた慧の声は、なんだか哀しく響いて
「なんで?」
あたしは、彼に訊いた。