水に映る月
「ほら、またDOKIDOKIしてるやろ?」
俯き加減のあたしを覗き込むようにして、慧がからかう。
「してないっ!」
そんな彼に、あたしはDOKIDOKIしながら、それを否定する。
「離れて歩こか?」
「イヤやもんっ!」
「つーか、純ちゃんってアヒル口やな♪可愛いやん。」
「ケイちゃん、からかいすぎっ!」
海に面したレストランまでの僅かな距離だったけど‥。
慧に肩を抱かれて、あたしは、とてもシアワセなキモチになった。