誘拐犯は…神様だったのです!
ここに来る時だってそう。何もかも、勝手すぎる…
「わたし、子供を産めと言うのなら帰ります…」
「…え?」
ギュと手を握りしめ、ツヴァイさんを睨み付けると私は真っ直ぐドアに向かって歩き出す
「え…り、凜様!?帰るってどこに帰るつもりですか!?」
「家に決まってます!」
「そ、それは無理です!人間の凜様では1人で人間界に帰るなど不可能です!」
「そんなの分かってます!」
だけど…だけどっ
「ツヴァイさん、私達人間は貴方達の道具じゃない」
「………」
「こんな話を、どう納得しろと言うんですか?例え納得して子供を産んだとしても…残るのはむなしさだけです」
「凜様」
「だから、ごめんなさい…私は戻ります…」
黙って私を見つめるツヴァイさんに小さく頭を下げると彼は私から視線を反らす
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