誘拐犯は…神様だったのです!




だとしたら、都合がいいと言えばいいけど下手なことを口にするのはまずい。上手く逃げることを隠して彼から離れないと…


「………っ」



変な緊張からか、冷や汗が流れそれを誤魔化すように私は無理矢理口元を上げる



「えっと…だ、大丈夫です。怪我なんてしてないですから」


「…?」


手を振りながら言い、話題をそらすように手をパンッと叩く



「そ、それより…貴方…初めてですよね?…名前を聞いてもいいですか?」


「…え」



私がそう言うと、彼は一瞬だけ真顔になりすぐにニコリと微笑む



「はい。初めましてかと。私は風神と言います」


「え…風神?」


風神って、風の神様だったよね?絵巻物や絵画で大きな袋を持ってた気がする



「はい、2つ名は"オーディン"好きな名前で呼んで下さい。凜様」





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