誘拐犯は…神様だったのです!




「君も、神の子を産めるんだ。喜ぶべきでは?」


「…よ、喜ぶって」

「普通の人間なら体験出来ない」


「………」

い、いや…経験なんかしたくない…


「…てか、そんなに子供が欲しいなら私を人間界に戻してから誰か新しい相手を見つければいいじゃないですか」



そうだよ、そうすればいいんじゃん。私は契約が終わったらいなくなるんだしそれから新しい花嫁を見つけて産ませればいいんだ


「それは、出来ない」


「…え?」


「新たに花嫁を迎えるのは、前の花嫁が存在していては掟で許されてない。それに、歴代で二人も花嫁を迎えた王はいない」


「……」


「だから、産んでもらわないと困る」


私を少し睨みながら言う紫音さん


そんな…で、でも…私だって…


「そ、そんなの私も無理ですってば!」



そう言い、ソファーに座る紫音さんに近付き少し頬を膨らませて彼を睨む



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