誘拐犯は…神様だったのです!
きっと、身体も心も痛かったよね
少しだけ、紫音さんの心が見えたせいか…目の前にいる紫音さんに不思議な感情が生まれる
「あの…紫音さん」
「……?」
ぐっと紫音さんに近づくと、彼は目を大きく開き私を見る
「な…なんだ?」
「私に…なにか、他にやることはないですか?」
「……?」
「ツヴァイさんに言いたくないのは、分かりました。ですから、傷を知ってる私がツヴァイさんの代わりになんでもしますから」
「………」
役にたちたいと、言うか…紫音さんをほっとけない
「ね?紫音さん」
ジーと紫音さんを見つめると、不意に真顔で私を見つめフッと鼻で笑う
「へぇ、じゃあ…なんでもしてくれるのか?」
「は、はい…私に出来ることなら!」
そう意気込み、ドキドキしながら彼を見つめていりと紫音さんは手で虫を払うような仕草をす
「…え?」
「なら、もう少しそっちに」
「…そっち?」
あ、近いから離れろってこと?
そう言われれば、私と紫音さんの距離は物凄く近い
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