誘拐犯は…神様だったのです!




風に逆らわず、あっという間に遠くになっていく紙


しまった…あれ、まだ覚えてないのに!



「わ、わたし…拾って来ます!」


ガタッと椅子から立ち上がり慌てて追いかけようとすると、伸びてきた手が私の肩に触れる


「お待ち下さい。凜様」

「…え?」

「私が拾いに行きますので、凜様はここにいてください」


「え…でも」

「以前のように、遠くに行ってしまったら、凜様では回収しきれません」


「…あ」

以前とは、前にも飛ばされた時にトールさんに取りに行ってもらった時のことだ



確かに、トールさんもやっと回収したんだ!と、怒ってたから…私じゃあ無理なんだろう


「そう、ですよね…ごめんなさい」


「いえ、私は外を見てきますので、凜様は敷地内を探して下さい」


「はい…わかりました」


"ありがとうございます"そう言うと、ツヴァイさんは颯爽と飛ばされた紙を探しに行ってしまった―…







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