誘拐犯は…神様だったのです!
こうなったのは、私のせいだし…1枚くらいは回収したい…
「…よし」
登ろう!大丈夫、昔おばあちゃんと田舎に旅行に出掛けた時に小さな子供達が登ってたのを見たことがある
出来ないかもしれないけど、やらなくちゃ…
息をゴクリと飲み、腕を捲り落ちないように固定をして木に触れると――…
「凜、猿の真似事でもするつもりか?」
「………?」
え………
耳を掠める、少し低い声
何回も囁かれ、何回も耳を掠めたこの声は―…
「…紫音さん?」
ゆっくりと首を動かし、声のする方を見ると、そこには紫音がいた
5日ぶり、あの日から何回も紫音さんの事を考えて心配して寝むれなかった
その彼が、今…私の瞳に写ってて…
「………」
思わず、呆然と彼を見るとクスッと笑いニコリと笑いかける
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