誘拐犯は…神様だったのです!



なんか、おかしい。笑いかたもそうだし。言動も…



「と、とにかく…私はいいですから、離して下さい…」



誰かに見られたら恥ずかしいし、こんな体勢はそれ以上に恥ずかしい


紫音さんの肩に手をおき無理矢理離れようと力を入れると



「分かった…離す」


「…え?」

「だけど、ここじゃなく…上でだけど」


「…は?…ちょ!」


待って、そんな制止の言葉も言えぬ間に身体がフワッと浮かぶ感覚がした瞬間―…












「……っ」


「…着いた」

………?


身体に勢いよく、風がよぎり反射的に閉じた目を開けると―…




「…………あ」


そこには、地面なんかなく、紫音さんに抱かれたまま木の上にいた



う、うそ…い、いつの間に…


下を見ると、頭がクラクラしてしまいそうな高さに身震いをすると、紫音さんは私をゆっくりと降ろし少し太めの木の枝に座らせる



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