誘拐犯は…神様だったのです!




「落ちるなよ」


「…う…っ」


紫音さんは私にそう言うと、私の隣りに腰を降ろし木に寄りかかる


こんな高い所にいるのに、相変わらずのポーカーフェイス



私は、落ちたことを考えるとゾッしてるのに―…


高い所は嫌いじゃないけど、こうゆうのはびくびくしちゃうわけで…


「…っ」


思わず、隣りにいる紫音さんの服を掴むとクスッと笑われる



「怖い?」

「は、はい…」


あたりまえだよ…いきなり、こんな所に登って座らせられたら


「大丈夫だ、それよりせっかくここに来たんだからアレをみるといい…」


「あ…あれ?」


こんな高い所に登って何を見ろって言うの?


見て落ちたら、大惨事なのに…そんなことを思いながらもさらにきつくギュウと服を握り


紫音さんが指をさす先をみると――……







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