誘拐犯は…神様だったのです!
「…あっ」
バサバサと飛ぶ拍子に数枚の羽が落ち、ゆっくりと私の服の上に落ちる
「…行っちゃった…」
なんて、言うか…慌ただしい白鳥だ。見た目は優雅だったのに…
服に落ちた羽を手に持ちそんなことを思うと、紫音さんは白鳥を見たまま息をはく
「……?」
そんな彼を見ながら、私はある疑問が浮かぶ
「あの、紫音さん?」
「………?」
「言いたくなかったら、いいんですけど…さっきあの白鳥さん何て言ったんですか?」
「あぁ、だから花嫁」
「それじゃなくて…最後ですよ」
「…あぁ」
髪をかきあげ、少しめんどくさそうに口を開く
「子供がいるか聞かれた」
「………」
子供?…あぁ、花嫁だから子供のことを聞かれたんだ…ん?ちょっと、待って
「え、でも紫音さん…次にって言ってたような…」
子供はいいって、話はついたはずなのに…
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