誘拐犯は…神様だったのです!




「…あっ」



バサバサと飛ぶ拍子に数枚の羽が落ち、ゆっくりと私の服の上に落ちる


「…行っちゃった…」


なんて、言うか…慌ただしい白鳥だ。見た目は優雅だったのに…


服に落ちた羽を手に持ちそんなことを思うと、紫音さんは白鳥を見たまま息をはく



「……?」


そんな彼を見ながら、私はある疑問が浮かぶ


「あの、紫音さん?」


「………?」


「言いたくなかったら、いいんですけど…さっきあの白鳥さん何て言ったんですか?」


「あぁ、だから花嫁」


「それじゃなくて…最後ですよ」

「…あぁ」


髪をかきあげ、少しめんどくさそうに口を開く


「子供がいるか聞かれた」


「………」


子供?…あぁ、花嫁だから子供のことを聞かれたんだ…ん?ちょっと、待って


「え、でも紫音さん…次にって言ってたような…」


子供はいいって、話はついたはずなのに…




< 264 / 616 >

この作品をシェア

pagetop