誘拐犯は…神様だったのです!




「分かってる。だけど、あれはそう答えるしかなかった」


「………」


「作らないなんて話したら、バレてしまう」


あ、あぁ…そうだよね…


「そうですか…」


少しホッとすると、紫音さんはおもむろに枝から用紙を取り私に差し出す


「それより、全部覚えられたか?」


「え…あ」


そうだ、用紙のこと忘れてた!木に登ったことや、白鳥さんのことで頭がいっぱいだった…


「すみません、ありがとうございます」


紙を受けとり、それを見つめると紫音さんは私に近づき、覗き込むように距離を縮める



「…あ」

思いもしない距離にドキッと胸がなると、紫音さんの吐息が耳を掠める



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