誘拐犯は…神様だったのです!



「……?」

あれ…?


そんな素朴な疑問に首を傾げると、紫音さんはさらにきつく私を抱き締める



「凜がいなかった」

「…え?」


「一回、部屋に行ったけど…凜がいなかったから探した」


「………」

「…そしたら、ここで君を見つけた」



え……それって…眠いのに、わざわざ私を探してたの?


「そんな…なんでそんなこと…」


「凜に、一番に会いたかったから」


「………あ」


ドキンッと、胸が高鳴る―…


一番に、会いたかった…から…?


それって―……


「…………っ」


ドキドキと、今までになく心臓が激しくなってる


何を言ってるの紫音さん…


「そ、そうゆう冗談は止めて下さい…」


「………」


「そんなふうにからかっても…ダメですからっ」

「………」


「だいたい…会いたかったって…意味が……って、紫音さん?」



抱き締められたまま、彼を見上げると…


「………え?」


私の瞳には、スゥと寝息を立てて眠る彼の姿―…




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