誘拐犯は…神様だったのです!
「…………え」
その視線が意味されるものに、イヤな予感がする
もしかして、ネックレスが目的なの?
「だ、駄目…」
「……」
「あれは、私の大切な物なんです!この間、言ったじゃないですか!」
おばあちゃんの、大好きなおばあちゃんの形見
「あれ以外の物なら、なんでもあげます!」
「………」
「だから、あれだけは……ダメっ!」
首を回されてる彼の腕をギュと握り、力いっぱい引き離すと微かに緩んだ腕から離れ
急いでネックレスを掴み、胸に抱きながら彼を睨む
「はぁっ、はぁっ、だっ…だいたい」
「………」
「あなた、なんなんですか!?勝手に部屋に入って、私のネックレスが欲しいとか、おかしいですよ!」
一歩、後ろに下がると彼の瞳が細められる
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