誘拐犯は…神様だったのです!
早く来い!と言わんばかりの瞳に戸惑う
う、だって…もし湖に入って深かったら…ハヤブサも濡らしてしまう
なんとか持ち上げ、濡らさないようにしても…自分の身体が心配だ
朝よりは鼻水は出ないけど、少しダルいのは事実
悪化したら…怒られちゃうし…
「…う」
こ、こうなったら…フウさんを呼ぶしかないの?
いや、ないの?じゃない。ないんだ…ハヤブサを助けるためにはそれしかない
恥ずかしいけど、見捨てることは出来ない
グッと唇をかみ、大きく息を吸い込む
「ふ、フウさん!」
「…………」
あれ?聞こえてないのかな?
「フウさん!起きてください!」
私の声に、ピクリとも動かない。どれだけ、熟睡してるの?それとも、まさかの無視?
「…う」
私が嫌いだから、しょうがないけど…今は緊急事態なんだ
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