誘拐犯は…神様だったのです!
ただの、偶然か…
「じゃあ…いただきます」
フゥと息をかけながらお粥を口にすると調度いい塩味が広がる
あ…うわっ…美味しい…おばあちゃんの味とは少し違うけど美味しい
私の思ったことが分かったのか、紫音さんは私を優しい瞳で見つめてる
「……」
そんな彼に見守られながら、私はお粥を全て食べきった―…
「あ、じゃあ…フウさんは大丈夫なんですね…あ、あの…もう、いいですよ…」
「あ…あぁ」
30分くらい経過した頃だろうか…
お粥を全部食べた私は紫音さんに着替えを渡され彼が私に背中を向けるなか着替えながらフウさんの安否やあの日のことを更に詳しく聞いていた
「だが、まだ凜と同じく身体が動かない。当分は会えないだろう…」
「…そう、ですか」
着替えを終わせ、そのままベッドに寝そべると紫音さんは布団を優しくかけてくれた
「…ありがとうございます」
「…あぁ」
どうやら、紫音さんいわく…やはりフウさんは私同様…大怪我をしてパルシュで倒れていたらしい
それを迎えに行ったのはトールさんで、彼いわく…見るのも痛いくらいの始末だったと
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