誘拐犯は…神様だったのです!





けれど……


「本当に、いいんですか?」


再度そう聞くと、トールさんは迷うことなく"あぁ"と頷く


そっか…トールさんがそう言うならフウさんのことは大丈夫なんだろう


「分かりました。じゃあ、よろしくお願いします」


ゆっくりとトールさんを見て頭を下げると、それを黙って見ていたトールさんは、少し言いにくそうに言う



「それで…あ、あの、よ…凜様」


「…はい?」

「その、夜会とはあまり関係ない話しだが…きちんと言って無かったことは言おうと思って」


……??


「え?なにをですか?」

「いや、だからよ…まだあの日の事、きちんと謝ってない」


「………?」


「あの日、パルシュで俺が凜様から目を離した責任はでかい。それによって危険な目にあったのは俺の責任だ…だから、その…」


「………」


視線を私から外し、すこし身体をくねらせ意を決して私の前に膝まつく





< 404 / 616 >

この作品をシェア

pagetop