誘拐犯は…神様だったのです!




「あ、あぁ…そうですか。それは、ご馳走さまだ」



「……」


「つか、のろけてる紫音ってなんか変な気分だわ」


ため息をはきながら黒く綺麗な髪を書き上げると、傍にいたロトムさんが呉羽さんに向かって口を開く



「呉羽様も、紫音様を見習い、いい加減に花嫁を迎えてください。そしてのろけて欲しいものです」


「あ?」


「王たるもの、他の神々に威厳を見せるためにも、早く花嫁を迎えて子供を作るべきです」




「あー…またお説教か?ロトム、余計なお世話だ。俺は花嫁はいらない」


「またそのようなことを!」


「あ、あぁ!わかった分かった!お前は口うるさいんだ」


「呉羽様が花嫁を迎えればうるさくいいません」


「だから…いらないんだよ…つか、紫音だって…そんな花嫁がいるみたいな浮いた話しはなかったくせに…以外にやることはやってるんだな」


「………」


目を細め、紫音さんを見ると呉羽さんは"あ!"と声をあげ再び紫音さんの肩に手を回す



「そうだ、紫音」

「……?」

「男同士、花嫁について楽しい話しでもしようか」


「………は?」

「ロトム、それはいい考えだろう?紫音に詳しく話を聞いてそのうち見つけに行くからさ」


"うん、そうだ、それはいい"と1人で納得すると呉羽さんは私に向かって手を数回ふる



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