誘拐犯は…神様だったのです!





いつも無表情だけれど、今日は一段と無表情


なんか…変な感じ…よく分からないけど…そしてその原因が物凄く気になる



「あの、紫音さん」



「……ん?」


「海鈴さんの話しより…なにか…あったんですか?」

「………え」

「さっき、疲れたって言ってましたから」


「…あぁ」


海鈴さんとのことより


こんな変な紫音さんが気になるよ。それに、私でいいなら…何か力になりたい


私なんかじゃあ…力不足かもしれないけれど、話を聞くとか少しでもいいから


「そうだな…たいしたことじゃない、気にしないでくれ」


「………でも」


「なんでもないんだ、本当に…なんでもない」


「…っ」

ギュと抱き締める手に力をいれ、私の頭にキスを落とす


なんでもない……か


私には、言えないことなんだろうな。さみしいけれど、仕方がない


あ、だけど………



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