誘拐犯は…神様だったのです!
「…………あ」
「すまない…凜」
「紫音さん…っ」
"待って"そんな私の制止の言葉は彼に届くことはなく彼は部屋を出て行ってしまった…
そんな………紫音さん…
「…………」
この状況が私には理解出来ない
さっきまで一緒にベッドで寝ていて…突然、紫音さんから放たれた言葉から全てが崩れた
どうして?どうしたの?紫音さん……
わからない?自分の気持ちが?私の気持ちが?
自分らしく、いられない?元に…戻りたい?
「……なんで」
なんで、そんなの私の方が分からないよ
「……っ」
紫音さんの…ばか
やっと、やっと…紫音さんと心が通じ始めたのに
また元に戻ってしまった…
ねぇ、紫音さん……わたしは、どうしたらいいの
この胸の痛みは…どうしようもないよ…っ
「………っ」
痛みと同時に流れてくる涙にわたしは、抗うことが出来なく
一人残された部屋で涙を流し続けた―…
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