誘拐犯は…神様だったのです!
「いやね、女の勘をなめないで欲しいわ。貴方達が凜さんを紹介した時から感じていたわ。言わなかったけれどね」
「…さ…左様で…すか…あの、ですが…勘とは言えど、なにを根拠にわかったんですか?」
「簡単よ。凜さんが紫音をみる目が好きじゃなかったもの」
「……………」
「上手く偽装工作はしたみたいだけど、気持ちまでは誤魔化せないのよ。覚えておきなさい」
「あ……は…い。申し訳ありませんでした」
深々と頭をさげると、モノは再びソファーに寄りかかる
「いいわ。色々と面白かったから。さて、ツヴァイに説教はこのくらいにして…どうやって二人…じゃなくて、紫音を素直にさせるかよね」
「…はい」
「んー………」
顎を触り、何かを考えこみ数分間沈黙が続くと
モノはいきなり立ち上がりパンと手を叩く
「あ、そうだ!いいことを考えたわ」
「………?」
「ツヴァイ、耳を貸して」
「はい…」
モノに言われ耳を貸すと彼女はボソボソと何かを呟きツヴァイが驚いたように目を開く
「し、しかし…それは」
「それしかないでしょ。これで紫音が何もしなかったら、ただそれまでの男だったってこと」
「…………」
「ツヴァイも、お母様の願いを叶えたいんでしょ?なら、行動を」
「………はい」
「それでいいのよ。じゃあ、"彼"に協力を頼んでちょうだいね」
「…わかりました」
そう言い、満足そうに微笑むモノに、少し不安な顔をツヴァイがいたのであった――…
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