誘拐犯は…神様だったのです!








――――――……
――――…






「…い…た…ぁ」


「我慢して下さい」



あれから一時間弱が経過したころ、気持ちがある程度落ち着き私はフウさんに連れられある部屋にいた



それで、椅子に座らされ連続で大泣きしたせいで更に腫れた目を冷やして貰っているんだけれど…



冷たくて、痛い――…


「…うっ」


「これは、しばらくはひきませんね」


「……はい…」

「女性なんですから、その辺はもう少し自覚を」


「………う」


そう言いながらも、フウさんは丁寧に目元を冷やしてくれる


思った以上に優しいフウさんに私はおとなしくしながらも、戸惑っている


フウさん、どうしちゃったんだろう…


「あの、フウさん…」


「…はい」



目の前で冷やすフウさんの顔を片目でみる



「どうして…こんなに優しくしてくれるんですか?」


「…………」



あの日以来の再会だけれど、あの時のフウさんと今のフウさんは何もかもが違う


攻撃的だった視線や話し方、態度もなにもかも…手のひらを返したように優しい



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