誘拐犯は…神様だったのです!
「なにを笑って……」
「あ、いえ…ただ、フウさんとこうやって穏やかに話せるのが嬉しいなって…思っただけですよ」
「…何を言って」
「だって、嬉しいですから…私をかばってくれたことも」
そう言いにこりと笑うとフウさんは冷やしていたものを私の手に乗せ勢いよく立ち上がる
「……え」
「凜様、私とのことを喜ぶよりこれからの紫音様とのことを考えて下さい」
「…………あ」
「私は取り敢えず…これをツヴァイさんに報告してくるので冷やして待っていてください」
「あ…はい…」
フウさんはそういい、チラリと私を見下ろすとため息をはきながら背中を向ける
「凜様」
「え?あ、はい…」
「私も、貴女様とこのように話せて嬉しいと思います。出来れば、紫音様の花嫁として私は貴女様に使えたい」
「…………え」
「ですから、色々と…頑張って下さい」
フウさん………
「はい…ありがとうございます」
私がそう言うと、フウさんは部屋をあっという間に出ていった
フウさんってば……なんか、恥ずかしいことも言うようになっちゃって
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