誘拐犯は…神様だったのです!




「……は?掴めない?…え、凜…君は体調が悪いんだろう?」


「体調?あ…あぁ…はい、一応」


「その原因は…妊娠しているから…ではないのか?」


「………妊娠?」


妊娠…妊娠…?


にん…しん………?



「……………」


「…………」


「………」


「…………!?」



その時、ある事が蘇りサァと血の気が引いていく

あ、ま、まさか…紫音さんっ


「ち、違いますっ…に、妊娠なんかしてませんっ」


「………は?」

「た、確かに体調は悪かったですけど…その、それは妊娠じゃなくて…なんて言うから…女の子なら自然の現象であって…え、えっ…と」



って、私は何顔を赤くして否定してるのよっ



顔が熱くなり、言葉に詰まると、紫音さんは私の言葉を聞くとハッと、何かを思いだし


チッと舌打ちをする



「ツヴァイ…私を騙したな…」


「え?」


「…はぁっ……あいつは…」



頭を片手で抱えため息をはく


「何でもない、あぁ…そうか。妊娠はしてないのか…そうか」



「………はい」


「………はぁっ」



なんだか、酷くうだなれた様子の紫音さん






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