幼なじみじゃイヤなんだ。
2人はベンチの自分のタオルを取り、汗を拭う。



その後、流瑠とマサくんが何かを話しながら、観客席を見上げた。




嫌な予感がする……。




2人は誰かを捜す様に観客席をゆっくりと見渡す。





そんな2人の視線が届いた観客席が、ほんのり色めき立つ。


色めく観客席とは真逆に、私は顔面蒼白になった。




もしかして、観客席のほとんどが、マサくんか流瑠のファン!?



って言うことは……





うわっ!やめて、やめてよ!


見付けないで!!




見付かったらまずい事になる!!!






「隠れてっ!早苗も!!」

「えっ!?」





早苗の頭を上から押さえつけようとした私は、気付けば立ち上がって、目立つ姿勢になっていた。








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