幼なじみじゃイヤなんだ。
「あ……」





早苗が流瑠とマサくんがいる方を見ながら呟いた。





「ん?」





私も早苗と同じ方に目を向ける。


さっきまで固まっていた2人の頭を、先輩達がチャカしながら揺さぶっている。




そして、そのふざけ合っている輪の中にマネージャーらしき女の子が1人混じり、


ここからじゃ何を言っているのかは聞こえないんだけど、
「もうやめてあげて下さいね」と言う感じで、先輩達を優しく止めている。




雪見さんだ。




先輩達は、雪見さんの話しを聞きいれて、2人の背中を最後にバシッと叩いてから、解放した。



自由になった2人は、それぞれ雪見さんに何かを言ってからベンチに腰掛ける。




なんて言ったんだろう。

きっとお礼を言っただけ。



そんな事は簡単に想像出来るのに、私は気になって仕方がなかった
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