幼なじみじゃイヤなんだ。
「サッカーの試合を見に来たんでしょ。そんなのもうとっくに終わってるよね?僕が3時間前にここを通った時にはちょうど、サッカーの試合が終わったって感じだった」


「…」


「もしかして、だいぶ長い間ここにいたんじゃないの?」


「…」


「ずっと、こんな所で1人で泣いてたの?」





全部図星で何にも言えない。





「大石君とケンカした?」





流瑠の名前が出て来て思わず体がビクッっと反応してしまう。





「何やってんの、大石君は!泣かせて、こんな所で1人で何時間もほったらかして!」





腕を掴む力が強くなる。



上坂くんの真剣な目も怖い。

言われたことにも胸が痛い。



掴まれた腕の痛みが、さっき流瑠に強く腕を掴まれた事を思い出させて…。




私の目からはまた涙がこぼれ出した。
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