幼なじみじゃイヤなんだ。
腕を掴む力が緩くなる。




「……っ…」




涙は止まらない。






「そんなに僕が怖かった?それとも大石君との事を思い出したから?」





自分でもどっちで泣いているのか分からない。





「…ごめん、ごめんね。すぐに泣き止むから…」


「いいよ。我慢せずに泣きたいだけ泣いたら?」





そう言って上坂くんは私の頭をポンポンとした。

それが、流瑠の手を思い出させてまた泣けてしまった。






「ホントにほっとけないね。相澤さんは」






やっぱり私は、そういう風に人に思わせてしまうんだ。





< 231 / 606 >

この作品をシェア

pagetop