幼なじみじゃイヤなんだ。
「それより、桜は今まで何してたんだよ?」


「え?」


「携帯の電源切ってるだろ?話し中かと思ったら、すぐに繋がらなくなって、その後何度かけてもつながらねぇし」




話し中?

早苗との電話の時、かけてくれていたんだ?





「ご、ごめん…」



「…俺、あんな風に桜を行かせちゃったから…。あの後、先輩に言って抜けさせてもらって、桜のこと捜したんだけど見つからなくて、北条に聞いたら別々に帰る事になったって言うし、家にも帰ってないし、こんな時間まで帰って来ねぇし…」


「……」


「心配したんだからな」


「ごめんなさい携帯の充電切れちゃって・・・」






私今、嘘ついちゃった。




流瑠は打ち上げ行かなかったの?

私を捜すために?





「なぁ、あれからずっと上坂といたの?」





ずっとじゃない。



でも、そう言ったらきっと「何してた?どこにいた?」って聞くよね?


泣いていたのは、バレる訳にはいかない。





「う、うん。偶然会っちゃって…」


「今までずっと2人でいたの?」


「う、うん」





思わず目線を逸らして返事した。



私また嘘ついた。

流瑠に嘘ついた。




「そっか…」
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